PostgreSQL初期設定

■PostgreSQL初期設定
　○PostgreSQLの設定、CentOSの設定が入り混じるので注意してください。

　●Linuxユーザのパスワード設定
　　○rootでユーザpostgresのパスワードを設定する
　　# passwd postgres
　　○パスワードを２回入力し、問題が無ければ完了です。
　　○ユーザーの変更は以下のコマンド
　　# su -l postgres
　　○-l オプションをつけるとログインシェルを使用する
　　　※環境変数がそのユーザーに変わるのでpostgresを使うときなどは -l　オプションをつけると良いです。

　●viエディッタでファイル変更
　　$ vi ~postgres/.bash_profile
　　[ -f /etc/profile ] && source /etc/profile
　　PATH=/usr/pgsql-9.3/bin:$PATH　　　　　　　　　　　　　　※追加 PostgreSQLのコマンドをパスなしで実行できるように
　　MANPATH=/usr/pgsql-9.3/share/man:$MANPATH　　　※追加 Postgresqlのヘルプをmanで表示できるように
　　PGDATA=/var/lib/pgsql/9.3/data　　　　　　　　　　　　　※最初からある。データベースクラスタのパス
　　export PATH MANPATH PGDATA　　　　　　　　　　　　　※変更

　●設定ファイルの再読込
　　$ source ~postgres/.bash_profile

　●データベースクラスタの作成
　　$ initdb -E UTF8 --no-locale

　●initdbによって作成されたファイルの確認
　　$ ls $PGDATA

　●起動・終了確認
　　$ pg_ctl start
　　$ pg_ctl stop

　●データベースの自動起動 (root)
　　# chkconfig postgresql-9.3 on

　●データベースユーザーの作成(データベースを起動しておく事)
　　○postgresユーザーで行う
　　# su -l postgres

　●データベースユーザーの作成
　　○データベースを起動させておく事
　　$ createuser testuser

　●データベースの作成(Oｵｰ)
　　$ createdb -O testuser testdb

　●作成したデータベースの確認
　　$ psql -l

　●データベースへログイン
　　$ psql testdb
　　psql (9.3.1)
　　"help" でヘルプを表示します.

　●データベースからログアウト
　　testdb=# \q ※めのとなりのスラッシュの逆
　　testdb-#

　●WindowsからpgAdminを使う設定
　　○viエディッタで postgresql.conf を変更
　　# vi /var/lib/pgsql/9.3/data/postgresql.conf

　●以下の文を変更
　　#listen_addresses = 'localhost'
　　↓
　　listen_addresses = '*'

　●変更を有効にする為リスタート
　　# su -l postgres
　　$ pg_ctl restart

　●viエディッタで pg_hba.conf を変更
　　# vi /var/lib/pgsql/9.3/data/pg_hba.conf

　●以下の文をIPv4へ追加
　　host all all 192.168.0.0/24 md5

　●変更を有効にする為シグナルを送る
　　# su -l postgres
　　$ pg_ctl reload

　●ファイヤーウォールをあける
　　○OSの処理なのでrootで行う
　　# vi /etc/sysconfig/iptables
　　○以下の分を追加
　　　-A INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 5432 -j ACCEPT
　　○リスタート
　　　# /etc/init.d/iptables restart
　　　○これでWindowsからCentOSにインストールしたPostgreSQLにPGAdminで接続出来る

　●データベースユーザにパスワード設定
　　$ su -l postgres
　　$ psql 　　　　　　●psqlで変更する
　　postgres=# \password postgres　　　●\となっているがろキーのスラッシュの逆
　　新しいパスワード:
　　もう一度入力してください：

　　postgres=# \password testuser　　　●ユーザーsyainにもパスワードを追加する
　　※これでログオン時にパスワードが必要になる

　●ディレクトリの作成と所有者の変更
　　※CentOSの初期設定でUSBHDDの取り付けが完了している事
　テスト環境でUSBHDDをつけないのであれば/mntフォルダにusbdisk1を作成する事
　# mkdir /mnt/usbdisk1

　　※PostgrSQLで使うディレクトリは以下の通り
　　/mnt/usbdisk1/postgres/dump/ :ダンプバックアップ
    　                　　　　　　 /arch/ :WALログ
      　                　　　　　　/base/ :PITRのベースバックアップ
       　               　　　　　　/log/   :ログの出力先
        　              　　　　　　/sh/    :シェルスクリプトの保存先
         　             　　　　　　/xlog/ :アーカイブ前のWALログバックアップ(pg_xlog)

　●ディレクトリを作成
　　# mkdir /mnt/usbdisk1/postgres
　　# mkdir /mnt/usbdisk1/postgres/dump
　　# mkdir /mnt/usbdisk1/postgres/arch
　　# mkdir /mnt/usbdisk1/postgres/base
　　# mkdir /mnt/usbdisk1/postgres/log
　　# mkdir /mnt/usbdisk1/postgres/sh
　　# mkdir /mnt/usbdisk1/postgres/xlog

　●所有者をpostgresにする
　　# chown postgres /mnt/usbdisk1/postgres
　　# chown postgres /mnt/usbdisk1/postgres/dump
　　# chown postgres /mnt/usbdisk1/postgres/arch
　　# chown postgres /mnt/usbdisk1/postgres/base
　　# chown postgres /mnt/usbdisk1/postgres/log
　　# chown postgres /mnt/usbdisk1/postgres/sh
　　# chown postgres /mnt/usbdisk1/postgres/xlog

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■PITRバックアップの為の設定
　●トランザクションログを退避させる設定を行います。
　# vi /var/lib/pgsql/9.3/data/postgresql.conf
　
　○以下の文を変更
　　#wal_level = minimal
　　　↓
　　wal_level = hot_standby
　　※保存する情報の設定

　　archive_mode = off
　　　↓
　　archive_mode = on
　　※アーカイブログ保存モードを有効に

　　#archive_command = ''
　　　↓
　　archive_command = 'cp %p /mnt/usbdisk1/postgres/arch/%f'
　　※アーカイブの保存時に実行するコマンド/mnt/usbdisk1/postgres/arch/ へ保存しています。
　　以上３箇所を変更します。

　●変更を有効にする為データベースを再起動
　　# su -l postgres
　　$ pg_ctl restart

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